大蔵高丸(2024/11/24)

前回の甲州高尾山に続き中央線の山行に1年ぶりに挑みました。11月の終わりになると気温が低く、山頂は0度にも下がる予報で防寒対策をしっかりとしておきます。甲州高尾山でも苦労しましたのが登山口までの交通手段です。バスがあればいいのですが、ない場合はタクシーに頼ることになります。このあたりのタクシーは何かのイベントが有ると一気にタクシーが枯渇してしまいます。今回も地元のタクシー会社は予約できず、紹介してもらった別のタクシー会社にてなんとかタクシーの予約が完了しました。

  • 日程: 2024年11月24日(日)  晴
  • 参加者:M.A.(リーダ・感想)、M.N.、K.S.(米背負峠まで)、Y.N.(記録)  計4名
  • 行程:
    • 新宿7:21=(中央特快)=8:05高尾8:09=(甲府行き)=9:04甲斐大和9:14=(タクシー)=9:52湯ノ沢峠駐車場10:01~10:04湯ノ沢峠~10:39大蔵高丸10:50~11:14ハマイバ丸11:24~11:50天下石~12:06米背負峠(ランチ)12:27~13:10大蔵沢大鹿林道合流点~14:22やまと天目山温泉15:33=(バス)=15:50甲斐大和16:04=(高尾行き)=17:15高尾

帰りのタクシーをなるべく使わないように前日にルートを変更。当初は湯ノ沢峠から大蔵高丸に登り、南に進んでハマイバ丸まで行って湯ノ沢峠まで戻り、北東にある白谷小丸や白谷ノ丸を経由して再度湯ノ沢峠に戻り、そこからタクシーで帰る予定であった。これを変更し、ハマイバ丸からさらに南に下って米背負峠まで至り、そこから西の林道を進むことで「やまと天目山」温泉でバスに乗る計画に変更。これなら温泉も入れるので一石二鳥だ。

集合場所の甲斐大和駅に9時すぎに到着の中央本線で到着。M.N.さんは電車に乗り遅れるが途中、特急あずさに乗り換えなんとか無事に到着した。全員集合したので9時すぎに山行開始となった。タクシーに乗って30分ほどで湯ノ沢峠の駐車場に到着。料金は7000円。ここには避難小屋が有り、トイレが使えるので便利。地面には霜柱が立っていて気温は低い。空気は澄んでいて、登山道から南アルプスや八ヶ岳がきれいに見える。登山道は登りやすく順調に高度を上げていき、40分ほどで大蔵高丸の山頂に到着。標高1781メートルで視界がひらけているので、富士山がくっきりと見える。雲が富士山の首にかかっているような形でとてもキレイ。さすが大月市が選ぶ秀麗富岳十二景に入るだけのことはある。

南のハマイバ丸にむけて更に進む。登山道は登りやすいが、気温が上がってくると霜柱が溶けて道が滑りやすくなる。20分ほどで難なくハマイバ丸に登頂。ここからも富士山がきれいに見える。ちなみに山頂にはハマイバ丸は漢字で「破魔射場」と書いてあり、ネットによると「地元の真木の集落の人が破魔矢を射る神事を行ったところからこの名前が付けられました」だとか。K.S.さんやM.N.さんと感心していたらすでにY.N.さんは知っていたとのこと。さすがです。ここからはゆるやかな上りと下りで40分ほど歩くと米背負峠に到着。ここでランチ休憩。しかし、峠の下から吹き付ける風が寒く冷凍庫の中でご飯を食べている感じ。寒くなって早々にランチを切り上げ出発。

K.S.さんは米背負峠から滝子山に向かい、我々3人は沢沿いの登山道をひたすら下っていく。沢といってもチョロチョロ流れている小さな沢で、40分ほどで米背負峠入口まで降りてくる。ここからは林道が天目山温泉までずっと伸びていて、周りは木に囲まれ紅葉もキレイで歩いているだけで楽しい。1時間ほど歩いて無事に温泉に到着。ちょっと林道が長いのが難点だが、タクシー待ちで苦労するよりはずっとラク。やまと天目山温泉でお風呂に入り路線バスで甲斐大和駅まで戻る。K.S.さんからも無事に下山したとの連絡をもらい、そのまま中央線で東京へ。

秀麗富嶽十二景の大蔵高丸は富士山がきれいに見えオススメです。湯ノ沢峠までのタクシー確保が大変なのが難点ですが、米背負峠からの下りも楽しくいい山行となりました。参加されたK.S.さん、M.N.さん、Y.N.さん、お付き合いありがとうございました。